いつの間にやら「もんじゅ」が14年ぶりに運転再開されるそうである。
環境問題を突き詰めていくと、ここに至る。
資源が乏しい国なのだから、プルトニウムが錬金術のように増えるのだから、原発こそ最高のクリーンエネルギーなのだから・・・。
もんじゅは1995年にナトリウム漏れ事故を起こしたのだが、閉鎖の直接の原因は、実は事故隠しがバレたことによる。
再開もまた、この経緯と似ていて、どういう理由で再開されるのか、さっぱり分からない。禊がおわったっとでもいう理由なのだろうか?
開発に9000億円、年間維持費に200億円。商業利用は2050年から。それまでにテストを繰り返す・・・。気が遠くなるような話である。
決して安くはない。さらに、核廃棄物の処理、事故の可能性など考えれば、安全でもない、健康的でもない。
聞けば、西川福井県知事は、北陸新幹線の延伸を条件に再開にゴーサインを出したという。笑い話である。
それにしても、なぜ、今、高速増殖炉なのか?
どうやら、夢の原子炉にかける夢は醒めていなかったようである。
ついでだが、わたしの環境小説「醒めない夢」は、まさにもんじゅの開発がテーマになっている。
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