10/25/2009

vol.8 エコロジーとエコノミー

最近TVを見ていて「?」と思った。

省エネタイプの冷蔵庫にエコポイントがついてくる」というコマーシャルである。

エコポイントは、鳩山君が廃止すると発言して家電業界が挙げて反対しているもので、「グリーン家電」に対して政府が税金を使って景品を出すという制度である。

また、もう一つ鳩山君が廃止しようとしているエコカーについても税金を安くするというエコカー減税というのがある。

この二つのエコ、どうもよくわからないのは、省エネタイプの冷蔵庫と車は安くなるという点である。

このエコはECONOMYのエコなんじゃないの?

エコは、ECOLOGYなんじゃないの?

隣でTVを見ていた人は、「省エネタイプはCO2排出量が少ないので、結果エコ=エコロジーにつながる」と言っていたが、消費者は安けりゃいいやと思って買ってるだけなんじゃないの?

また、これをスタートさせた自民党は、一旦助成金を引き当て、これが家電業界、自動車業界から政治献金として還流してくることに期待してただけなんじゃないの?だから鳩山君は躍起になって廃止しようとしてるんじゃないの?

そんな疑問がわいてくる。

第一、業界の反応は、「これらの商品によって、環境への負荷が軽減された」ではなく、エコロジーよりエコノミー丸出しの、「せっかくの景気回復が遅れることになる」だもんね。

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10/21/2009

vol.7 CO2の25%削減方法

鳩山君は1990年比で2020年までに25%のCO2排出量を削減するという公約をした。

しかしここには当然ながら政治のギミックがあって、この公約は、以下のように読めば腹も立たない。

「日本は、25%分の排出量を中国、インドから買います」

この金額はすでに試算済みで、高々1、2兆円である。さらにこの原資は、国債(来年は50兆円らしい)の中から支出すれば国民の腹も企業の腹も痛まずに済む。

しかし、それなりの振りはしなければならないので、国民も企業もCO2を出さないようにしている振りを強要されることになるだろう。迷惑な話である。これぞファシズムの典型である。

環境問題はすでに国際政治問題であり国際経済問題でもある。当然ビジネスでもある。

戦後、何でも「文化」という言葉をつければ物が売れた時代があった。

文化包丁、文化住宅、文化焼き・・・・。それが今、「環境」に変わっただけのことである。

環境車(エコカー)、環境住宅、環境IT・・・。

「環境」という言葉、環境衛生、環境問題、環境整備にくらいしか使われていなかった時代こそが健全な時代だったのではないだろうか。

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10/11/2009

vol.6 環境ファシズム

環境問題が、初めて世の中に問われたのが、1962年に出版されたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』である。

それまでは、HDソローの『ウォールデン-森の生活』に代表される自然主義が主流であった。

それが、たった35年後の1997年になって京都議定書にみられるように、環境汚染=人間根源説に収斂していく。

急激な展開である。

これらは、ついに環境ファシズム、禁煙ファシズムへとつながり今日に至る。

環境ファシストの合言葉は「地球に優しい」である。またエコロジーという言葉も大好きである。

環境ファシズムは環境全体主義と日本語では訳されるが、地球環境を考えない人間は悪であると決め付けるのが特徴である。

ところが、その根拠たるや常に子供だましのお粗末なものであるというのも特徴である。そして必ず、環境は政治やビジネスのダシに使われてもいる。

胡散臭いのである。

地球に対して優しくない環境を作ることに加担している人間に限って「地球に優しい」などといって誤魔化すのが常である。

今の環境問題、誰が得をするのか、という見地からよく考えてみれば分かることがごろごろしている。

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10/08/2009

vol.5 CO2

京都議定書によると、地球温暖化の原因はCO2が増加したことにあり、CO2を削減すれば温暖化は防げるとしている。

しかし、これに対する反論として、CO2が増加したことが原因で温暖化したのではなく、温暖化したからCO2が増加したのだという説がある。

http://env01.cool.ne.jp/ss02/ss023/ss0231.htm

また、地球は温暖化しているのではなく、寒冷化しているのだという説もある。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/ikeda/dotpc0806.html

また、寒冷化に関与しているのは太陽の黒点であるらしい。

http://www.j-cast.com/2009/06/09042859.html

地球のサイクルからして、現在は間氷期に当たる。そして、直近の氷期は1万2000年前であるらしい。

http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/20th/box3.htm

これらのことから、温暖化と寒冷化は地球のサイクルに織り込まれたものであり、人間が関与できるものではないだろう。

「地球に優しい」などという標語に込められたヒューマニズム溢れる傲慢さなど、地球のサイクルから見ればチャンチャラおかしい。

たかだか200万年の人間の歴史など、2億年前に存在した恐竜に比べれば、また46億年の地球の歴史に比べれば瞬間の出来事ですらない。

http://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F

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10/06/2009

vol.4 ナチュローとミニストップ

昨秋、ナチュラルローソンが、コンビニ弁当につける割り箸を中国産から国産檜を使用したものに変更した。

これによって割り箸の値段は4倍にもなったが、これを協賛企業の広告を箸袋に掲載することで賄っている。

http://natural.lawson.co.jp/special/081209_eco/index.html

また、ミニストップでは割り箸の有料化を実施中で、国産檜を使った割り箸を5円で販売している。

5円は、森林保護の協賛金として一部が寄付される。

http://www.ministop.co.jp/ministopfan/kidzukai/index.html

これらの割り箸は、いずれも、奈良吉野の檜を使用している。

割り箸の問題は、「国産間伐材使用」というキーワードに収斂する。

国産間伐材を使用した割り箸は「環境に優しい割り箸」であり、国産間伐材を使用しない割り箸は「環境に優しくない割り箸」であるということなのである。

なぜそうかというと、

1、国産間伐材を使用した割り箸は、廃物利用の産物である。
2、国産間伐材を使用した割り箸を購入することで間伐費等の森林保全費が賄える。
3、森林が保全されることによって、CO2が削減される。

ということで、いいこと尽くめの話である。

しかしこの運動、97%を占める中国産白樺箸の値段が高騰したのが理由というところがちょっと寂しいところではある・・・。

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10/05/2009

vol.3 ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト

首都大学東京の渡邉英徳氏から「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」の調査結果が公開された旨のメールが来た。

http://tv.mapping.jp/

デジカメのマッピング機能を有効活用した実にわかりやすい作品として評価できる。

ツバルという国は、アル・ゴアの「不都合な真実」によると、「地球温暖化による海水面の上昇によって国土を失おうとしている」ことになっている。

だが、本当にツバルは温暖化による影響によって国土を侵食されているのか?

これに関して、ちょっと気になるのは、以下の3点の報道の存在である。

1、ツバルは地盤沈下によって海水の浸食にさらせれている可能性がある
2、国土の侵食は、地球温暖化による潮流変化、高潮の影響はあるかもしれない

3、南極の氷がすべて融解しても海水面の上昇はありえない(アルキメデスの原理

これはそもそも、北極の氷にしか当てはまらない、というご指摘を頂いた。(コメント参照)まったくその通りで、南極は大陸であるから、その上に乗っている氷が融けて水になれば多少の海面上昇はあるだろう。が、温暖化による海水温度の上昇によって、水分が蒸発することから海水面は上昇せず、その水分が再び南極大陸に雪となって降り積もり氷となるので南極の氷は融けても減らないという説もある。


特に3、が地球温暖化による海面上昇の理由になっているようだが、まったく根拠にならないことは、ロックグラスを傾ける酔人ですら知っている。

また、1、2、の理由であるならば、さっさと防潮堤を建設すれば事足りる。

地球温暖化問題という奴、ご都合主義と嘘で塗り固められた捕鯨問題と明らかにリンクしている。

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10/03/2009

vol.2 箸勝本店

昨日、雨の合間を縫って、吉野ハートプロジェクトの方に教えていただいた神田の箸勝本店にお邪魔して割り箸を100膳ほど買ってきた。(笑)

このお店、宮内庁御用達の割り箸問屋で、明治43年から現在の場所で営業している。これだけでも東京では老舗ということになるのだが、この店の歴史は後醍醐天皇の御世にまでさかのぼる。現社長は初代から数えて、26代目のご当主。


1、和食レストラン用の箸









海外の和食レストランにおいてありそうな杉の天削(てんそげ)箸。


2、タブー集の箸袋









この箸袋、よく見るとに箸使いのタブーが英語と日本語で書いてあるのが楽しい。よく読むと、いかに箸の使い方がなっていないかが良く分かる。


3、杉の天削箸と檜の角箸









昨日、箸勝本店からの帰りに行きつけの店で檜の角箸を使ってみた。最初から手になじむのが不思議で、味も一層際立った。やっぱり、1円の割り箸とは違う。(本当です)


4、杉の利久箸









今年の新商品だそうである。パッケージの裏面には、以下のように書かれている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これこそCO2削減の近道です。

戦後植林された杉の間伐材で作られたこのお箸をお使い頂くことで、森林の再生によりCO2を減らす事ができるのです。
地球環境を守るため是非ご利用くださいませ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

20膳で300円。1膳15円。これが間伐費用になり杉の生育を助けることになるのなら安いものである。


5、JAL箸









これはお土産に頂いたJALの機内食用の箸。箸袋には、空のエコと書いてあり、裏には、英語と日本語で箸の効用が書いてある。

地道だがしっかりと割り箸の有用性を語るその語り口は、伝統文化を伝える様に似て美しい。

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10/01/2009

vol.1 割り箸を買って花粉症をなくそう

花粉症とは、杉や檜が子孫を残そうとして撒き散らす花粉によって引き起こされるアレルギー反応である。

杉や檜が花粉を撒き散らすのは今に始まったことではないが、その量が閾値を超えて膨大であるために、花粉症が発症する。

なぜ杉や檜が閾値を超えて膨大な量の花粉を撒き散らすようになったのかというと、間伐しないからである。

なぜ間伐しないかというと、人手がないからである。

なぜ人手がないかというと、杉や檜が建築材として儲からないからである。

しかし、昔から、間伐材を使って割り箸を作るという伝統を今に受け継いでいるのが吉野である。

わたしも以前は吉野にアマゴを釣りに行った帰りにこれを買い求めたことがある。吉野杉を使った箸は見た目も高級で、長く使えることでも知られている。

つい最近、ウェブ検索をしていて見つけたサイトで、目からうろこが落ちるような思いをした。

吉野ハートプロジェクト」といって、「間伐材を使った割り箸を使い捨てて自然を守ろう」という運動をしている人たちである。

この箸がナチュラルローソンでも買えるというので、早速「マイ割り箸」を買った・・・。

しかし、ふと気づいた。これでは消費が伸びない。どんどん消費して、どんどん使い捨てなければ間伐費が稼げないのではないか・・。

どんどん消費して、どんどん使い捨てることによって間伐材に対するニーズが生まれ、ニーズが生まれるから人手を掛けることができるようになり、人手を掛けるようになるから杉や檜は膨大な花粉を撒き散らすのをやめ、結果、花粉症がなくなる、のではないか?

風が吹けば桶屋が儲かる式にいえば、「割り箸を買うと花粉症がなくなる」ということになるのではないか?

皆さんはどう思いますか?

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