10/10/2010

vol.25 海洋資源

中国の南シナ海、東シナ海、西シナ海での動きがおかしい。

大陸棚を持ち出してくるところはいかにも海洋資源を盾にとっているように見えるが、そんなことで必死になるわけではあるまい。

魚介類も海洋資源であろうが、それ以上に、軍事的意味合いが大きいに違いない。この問題は、当然尖閣列島の領有権問題とリンクしている。レアアースの禁輸措置に匹敵する何があるのか?

石油である。

石油によって、アジアの支配権を握ることができると中国は考えているのである。どこに石油があるか分からないからこそ、できるだけ広い範囲を抑えておきたいのである。

しかし、思うに、尖閣列島と北方領土は見事にリンクしている。「領土問題は存在しない」という口調は、ロシアの回答とまったく同じである。

いまどき、物理的国境に意味があるのか、経済に国境はないと頭で分かっていても、所詮人間という生き物、「俺のもの」「俺の家」「俺の国」という帰属意識から開放されることはない。

それを否定すれば、自らの存在理由を否定することにつながると思っているのである。

しかし、いまだに中国は中華思想を信奉しているようで、シオニズムに匹敵するほどの偏狭さを持っている。

中国の歴史は否定できない。だが、歴史もそのときその時代の中で、偶然も含め、起こった必然である。

文化大革命で一旦歴史をリセットしたら困った国になってしまったというのでは困ったものである。

困った国はいまや存在できない時代なのである。

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