面白い記事が環境メディアに掲載されていた。
ずいぶん昔に取りざたされた「気象工学」についてである。
要は、現在の地球環境の悪化を阻止する方法が「CO2の排出量の規制」という馬鹿の一つ覚えでは解決しないことに対するオルタナティブである。
といっても、この気象工学という奴、ずいぶん怪しくて、「人工降雨」の実験などをやっていたときには、「おー、そういうことが出来れば「旱魃」などというのも死語になっていくんだろうな、と感動したのを覚えている。そして、この技術にはなんとアメリカが一番関心を示しているようである。
アメリカが、「京都議定書」に批准していない最後の国になろうとしている理由は実に単純である。それが、アメリカ建国の志に反するからである。
アメリカ建国の志とは、自由である。
そして、現代における自由とは、「車で好きなときに好きな所に行ける自由」である。アメリカという国の自由とはその程度である。その自由を維持するために戦争をすることも辞さないのである。
だから、京都議定書にはサインできないのである。ま、馬鹿正直な国である。
さて、だがこの気象工学の発想は実に単純明快で、「出すものは出し、回収すればいい」というのだ。つまり、CO2は排出規制するのではなく、どんどん好きなだけ出しても、回収すればいいというのだ。
現在のCO2規制、人に例えれば、食べ物を減らして糞を減らそう、という発想で無理がある。出るものは出るわけで、それを撒き散らさずにきれいに処理すればいいじゃないか、というわけである。
この発想は、アメリカ建国の志にマッチしている。
出来もしない目標を立てて自慢し、最後は国民の税金で解決しようとするよりもこちらの方が合理的でもある。人間が地球上に存在する限り、CO2は排出せざるをえないのだから。
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