10/03/2009

vol.2 箸勝本店

昨日、雨の合間を縫って、吉野ハートプロジェクトの方に教えていただいた神田の箸勝本店にお邪魔して割り箸を100膳ほど買ってきた。(笑)

このお店、宮内庁御用達の割り箸問屋で、明治43年から現在の場所で営業している。これだけでも東京では老舗ということになるのだが、この店の歴史は後醍醐天皇の御世にまでさかのぼる。現社長は初代から数えて、26代目のご当主。


1、和食レストラン用の箸









海外の和食レストランにおいてありそうな杉の天削(てんそげ)箸。


2、タブー集の箸袋









この箸袋、よく見るとに箸使いのタブーが英語と日本語で書いてあるのが楽しい。よく読むと、いかに箸の使い方がなっていないかが良く分かる。


3、杉の天削箸と檜の角箸









昨日、箸勝本店からの帰りに行きつけの店で檜の角箸を使ってみた。最初から手になじむのが不思議で、味も一層際立った。やっぱり、1円の割り箸とは違う。(本当です)


4、杉の利久箸









今年の新商品だそうである。パッケージの裏面には、以下のように書かれている。

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これこそCO2削減の近道です。

戦後植林された杉の間伐材で作られたこのお箸をお使い頂くことで、森林の再生によりCO2を減らす事ができるのです。
地球環境を守るため是非ご利用くださいませ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

20膳で300円。1膳15円。これが間伐費用になり杉の生育を助けることになるのなら安いものである。


5、JAL箸









これはお土産に頂いたJALの機内食用の箸。箸袋には、空のエコと書いてあり、裏には、英語と日本語で箸の効用が書いてある。

地道だがしっかりと割り箸の有用性を語るその語り口は、伝統文化を伝える様に似て美しい。

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10/01/2009

vol.1 割り箸を買って花粉症をなくそう

花粉症とは、杉や檜が子孫を残そうとして撒き散らす花粉によって引き起こされるアレルギー反応である。

杉や檜が花粉を撒き散らすのは今に始まったことではないが、その量が閾値を超えて膨大であるために、花粉症が発症する。

なぜ杉や檜が閾値を超えて膨大な量の花粉を撒き散らすようになったのかというと、間伐しないからである。

なぜ間伐しないかというと、人手がないからである。

なぜ人手がないかというと、杉や檜が建築材として儲からないからである。

しかし、昔から、間伐材を使って割り箸を作るという伝統を今に受け継いでいるのが吉野である。

わたしも以前は吉野にアマゴを釣りに行った帰りにこれを買い求めたことがある。吉野杉を使った箸は見た目も高級で、長く使えることでも知られている。

つい最近、ウェブ検索をしていて見つけたサイトで、目からうろこが落ちるような思いをした。

吉野ハートプロジェクト」といって、「間伐材を使った割り箸を使い捨てて自然を守ろう」という運動をしている人たちである。

この箸がナチュラルローソンでも買えるというので、早速「マイ割り箸」を買った・・・。

しかし、ふと気づいた。これでは消費が伸びない。どんどん消費して、どんどん使い捨てなければ間伐費が稼げないのではないか・・。

どんどん消費して、どんどん使い捨てることによって間伐材に対するニーズが生まれ、ニーズが生まれるから人手を掛けることができるようになり、人手を掛けるようになるから杉や檜は膨大な花粉を撒き散らすのをやめ、結果、花粉症がなくなる、のではないか?

風が吹けば桶屋が儲かる式にいえば、「割り箸を買うと花粉症がなくなる」ということになるのではないか?

皆さんはどう思いますか?

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