5/23/2011

vol.61 JR市ヶ谷駅交番前の歩道の狭隘化問題 その10

市ヶ谷駅前のパトカー駐車場と緑地帯が撤去される運びとなった。

真ん中あたりの市ヶ谷見附交番にズーム。路線図のラベルのチェックを外すと見やすい。緑色の部分が緑地帯。その右側に止まっているのがパトカー。明らかに歩道を占領し、歩行を阻害し、狭隘化を招いている事がよく分かる。

担当は、検討するとは言っていたが、実際に撤去されることになるとは実に喜ばしいことである。

この件、地元のS氏に話す機会があって、「掛け合ってみましょう」という返事をいただいていたのだが、こうも早く実現するとは思っていなかった。

わたしも、うやむやになってきそうな気がしていたので、また、一向にやる気のない東京都第一建設事務所補修課の山田さんにプッシュのメールをしようと思っていた矢先のことである。

これから2ヶ月余りをの間にこれまた早急に工事を行うということなので、工事の進展に合わせて実況していきたいと思う。

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5/15/2011

vol.60 3・11以降の環境問題

3・11以降、原発問題は議論の余地など全くない現実の問題になってしまった。

東北のみならず、関東、東海に至るまで空気汚染、土壌汚染、海洋汚染の3点セットで放射能汚染は進み、米をはじめとする野菜、果物、魚介類と全てに渡って汚染されていると見るべきである。

放射能汚染という見えない汚染と戦うには際限のない予算と上限のないリスクを負い続けなければならない。

これを続ける限り、経済は限りなく疲弊し健康不安は募るばかりである。これから100年は続くであろう消耗戦にに耐えられるのか?また、それを孫子の代に押し付ける権利が今の為政者にあるのか?

こうなると、東北への首都機能移転などという目先の利益に目がくらんだ世迷言を言っている場合ではなく、いよいよ生産拠点は西日本にシフトせざるを得ず、西日本が中心でこの国を回していかなければならず、人口も半分の5000万程度に抑制していくことを考えるべきである。

そもそもヨーロッパの先進国に1億を超える国民を養う国はなく、日本は明治以来1億総貧乏でやってきたわけあるが、今後は国際社会の仲間入りを目指し、国民総生産はそのままに、半分の人口でこの国は回していくことを考えるべきである。

単純にいえば、今の生産力を2倍に上げなければこの国に国際競争力など生まれるはずがない。

明治政府が東京を首都にして、140年、永すぎたくらいである。

そろそろ1000年来の首都である京都に天皇ともども戻すのが筋であろう。さらに、西日本、四国、九州に分散して首都機能を置けばいい。

日本国民が次世代の国を作るつもりなら、被災地をはじめとする東北地方の方々を全て関西に移住させ、復興に遣う金を新国家建設のために遣うべきだろう。

西日本に国民の英知を集約すればそれは可能だと思う。

パンドラの箱を開けてしまった以上、これと対峙する努力よりも、撤退する勇気こそが必要だろう。

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5/06/2011

vol.59 殺人ユッケ

富山の焼肉店でユッケを食った死亡者が4人になったところで、やっとおっとり刀で行政が動き出した。

しかし、これまでユッケを食って死人が出たのは初めてのことなのだろうか?

ふぐは調理師免許で厳しく規制しているくせに、肉の取り扱い業者に対しては超ゆるい。

そもそも、肉の値段などあってないようなもので、同じ部位の肉でも平気で値段を変えて高く売っているし、ロースがカルビだったりハラミだったりするのは「業界の常識」だったわけで、消費者をなめまくった業界なのである。

そこへきて今回の殺人事件である。

これは事故でもなんでもなく、殺人である。トリミングをするように指導していたがやってなかったことが原因だからである。しかも、指導だけで罰則はない。今時、歩きタバコでも罰則があるのにである。

こういうのを笊法という。(千代田区のように騒音防止条例がないよりましではあるが)

死人が出るまで動かない行政の例は枚挙に暇がないが、これまた、行政の未必の故意。

ま、これを機会に食肉業界にメスが入るのを期待したい。

もったいないから原発を冷却せず、もったいないからトリミングしないというのは姑息さという共通点を持つ。

姑息なやつらをのさばらせてはいけない。

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4/30/2011

vol.58 環境新時代

2011年3月11日から環境問題は新たなフェイズに突入した。

言うまでもなく、1つは地震であり、1つは原発である。

現在、東北大地震の復興が一向にその緒につかない理由は、福島第1原発の現状が把握すら出来ていないことによる。

しかし、はっきりしている行動規範は、疑わしきものは疑うということから導かれる。

現状が把握できないことに対して、そこにとどまって把握できるまで待つことは放射能による環境汚染という目に見えない汚染に身を晒すことになるからである。

まさに君子危うきに近寄らず。

まずは安全地帯に身を置いて現実を客観的に見つめることこそが理性ある大人の対応である。

この意味からいち早く県外脱出を試みた双葉町の町長を最大限に評価する。

この町長の行動の根源にあったのは、「町民を安全な場所にまず避難させる」ということであったと同時に「国および東電に対する絶対的不信感」であったと思う。

近くにいて、昔の生活に戻りたい、自宅に戻りたい、という気持ちは十分に理解できるが、それは原発事故がなければという大前提があっての話である。

原発事故は起こってしまったことであり、メルトダウンという事故の先例としてあるのは、スリーマイル島とチェルノブイリの2例のみ。

そして、その2例が示している現実は、昔の生活には戻れず、自宅にも戻れないというものである。

レベル7とはそういう規模の、世界で3番目に起きた、まさに想定外で未曾有の事故なのである。

放射能による人体への影響は、「いますぐ健康に影響があるものではない」。じわじわと蓄積され濃縮されていくのである。

チェルノブイリで子供たちに甲状腺がんが発症し始めたのは、事故から10年後のことである。

10年後、何が起こり始めるのかまだ誰にもわからない。しかし、わからないからこそ、起こる可能性のあることは今一切選択してはならないのである。

翻って、現在の政府と東電の対応をみると、「起こってから対応する」という旧来の対応策の域を一歩も出ていないことは明らかである。

このような時代にあって、われわれは、自分の身は自分で守るという人間本来の本能を呼び覚まして生きていくしか道はなさそうである。

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4/12/2011

vol.57 ついにレベル7

福島第1原発の事故評価がレベル7になった

実は、ずいぶん前からこの評価にすべきだというデータはあったようである。

さらに、国民に発表する前に海外には先に連絡していたようでもある。これが日本だ、僕らの国だ。(笑)

国民をないがしろにするのは今に始まったことではないが、ないがしろどころではなく見殺しにされているのが、「半径30キロ」の住民である。

レベル7のチェルノブイリがどうだったのかを考えれば、どうすべきかは明白である。

そこにいてはいけないのである。即刻退去すべき場所なのである。なのに、い続けて政府の対応を責めている。

そんな暇があったらさっさと別の地域に移動するべきなのである。命が危ないのに国の指示を待つというのは理解に苦しむ。

これに関しては、双葉町の町長の行動を規範とすべきである。彼のリーダーシップを最大限に評価すべきである。

もっとも、この期に及んで「自主退避」などという無責任なことをやっている政府などはなっから信じてはいけない。

レベル4→レベル5→レベル6→レベル7と1ヶ月の間にゲームのように事故評価を変えてきた政府など。

レベル7を想定して、退去先を用意して強制退去させるのが国の施策というものだろう。

「もう故郷には2度と帰れません。退去先で新たな街づくりをスタートしてください。国は全面的に応援します」

これが政府が言うべきことであり行うべきことである。

ここからやっと、「がんばってください、東北人」ということが言えるのである。

ところで、チェルノブイリ以上の事故評価であるレベル8ができる可能性はないんでしょうね?

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4/03/2011

vol.56 南相馬市のYouTube

市の窮状を訴える南相馬市長の動画がYouTubeに載っている。

福島原発から25キロ地点にあって、20キロ以上30キロ未満というグレイゾーンに位置する。動画の趣旨は現場に来ないマスコミ批判と政府の避難勧告を促す内容である。

これはこれで意義のあることだし、sengoku38こと一色正春氏が尖閣ビデオをYouTubeにアップロードした動機と同じものであろう。

しかし、現状から判断するに、双葉町の町長の行動の方が具体的かつ現実的であると言わざるを得ない。

わたしが双葉町の町長のリーダーとしての行動力を評価する理由は、20キロ以内は自主退避という政府の指示が出る以前から、町民のためになることを自ら判断して行動しているからである。

20キロ以内は危険で、それ以上が安全である保障はまったくないし、事実それ以上離れた町でも20キロ以内の地域以上の放射線が検出されている。

放射能は、同心円状に拡散していくわけではないのだ。(いつまで同心円を描いて遊んでいるのだろう?)

まず安全な地域に身をおくことを優先すべきで、危険地域に身をおいて援助を求めるという姿勢ではなく、歩いてでも避難することが最優先課題だと思う。

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3/28/2011

vol.55 海洋汚染は確実に進んでいる

福島第1原発の事故処理は、もう東電にも日本政府にも無理なのではないかと思える。

レベル5のスリーマイル島は1週間で、レベル7のチェルノブイリは10日で放射能拡散の危機が収まったのに、すでに2週間以上が経過して、本質的な解決に向けた何の進展もない。

もうすでに、スリーマイル島方式での収束は不可能と思えるのに、その代替案であるチェルノブイリ方式による収束に着手していないどころか検討もしていない。

スリーマイル島の事故では、緊急炉心冷却装置を再起動し、炉心の冷却が再開された。これは事故発生から2時間18分後。だが現在も厳重な監視下にあり、稼動していない。

チェルノブイリでは、鉛を注入し、液化窒素で冷却した。これは10日後。さらに事故発生から1ヵ月後にコンクリート注入工事は開始された。有名な石棺として厳重な監視下にあり、現在も稼動していない。

もうひとつ、福島第1原発で重要なことは海洋汚染。

海には海流があることはご存知の通り。福島沖を流れるのは親潮。これが千葉沖で黒潮とぶつかり北上しアラスカ沖からアメリカ西海岸に至り、回遊して3年間で太平洋を1周してブロッカーのコンベアベルトに乗ってインド沖、アフリカ沖を通りグリーンランド沖で沈みこみ、2000年後に日本に戻ってくる。

さらには、上空にはジェット気流が流れている。これまた、アメリカに向けて流れ回遊して2週間で日本に戻ってくる。

事故が福島、東北、東日本、日本の問題から北半球の、世界の、地球の問題になるのは時間の問題である。

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