3/28/2011

vol.55 海洋汚染は確実に進んでいる

福島第1原発の事故処理は、もう東電にも日本政府にも無理なのではないかと思える。

レベル5のスリーマイル島は1週間で、レベル7のチェルノブイリは10日で放射能拡散の危機が収まったのに、すでに2週間以上が経過して、本質的な解決に向けた何の進展もない。

もうすでに、スリーマイル島方式での収束は不可能と思えるのに、その代替案であるチェルノブイリ方式による収束に着手していないどころか検討もしていない。

スリーマイル島の事故では、緊急炉心冷却装置を再起動し、炉心の冷却が再開された。これは事故発生から2時間18分後。だが現在も厳重な監視下にあり、稼動していない。

チェルノブイリでは、鉛を注入し、液化窒素で冷却した。これは10日後。さらに事故発生から1ヵ月後にコンクリート注入工事は開始された。有名な石棺として厳重な監視下にあり、現在も稼動していない。

もうひとつ、福島第1原発で重要なことは海洋汚染。

海には海流があることはご存知の通り。福島沖を流れるのは親潮。これが千葉沖で黒潮とぶつかり北上しアラスカ沖からアメリカ西海岸に至り、回遊して3年間で太平洋を1周してブロッカーのコンベアベルトに乗ってインド沖、アフリカ沖を通りグリーンランド沖で沈みこみ、2000年後に日本に戻ってくる。

さらには、上空にはジェット気流が流れている。これまた、アメリカに向けて流れ回遊して2週間で日本に戻ってくる。

事故が福島、東北、東日本、日本の問題から北半球の、世界の、地球の問題になるのは時間の問題である。

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